まだら色になった妻

まだら色になった妻

結婚1年目でうつ病になった、気分も肌色もまだらな妻のブログ。たまに学生夫のこと。

二年越しの新婚旅行の中止

こんにちは。まだたんです。

数日バタバタしていたことと、過去のお話しを書いていてどのように伝えるべきかで悩みすぎていたことで、投稿が全くできずにいました。

そんな中、リアルタイムで進んでいる出来事で、進展(というか後退?)がありました。


それは、二年越しの新婚旅行の中止。

新型コロナウイルスの影響はここまでなのか、とひしひしと感じています。

新婚旅行の行き先はシンガポールでした。今年のお正月の期間にとっても安くなっていたパッケージツアーで、あのマリーナベイサンズにも1泊できちゃうというものでした。

結婚当初は会社の異動が重なり、仕事も激務で旅行どころではなく、そうこうしているうちに私がうつ病になってしまいました。そしたら、ますます精神的にも、金銭的にも難しくなってしまって…

近頃、やっと精神面が落ち着いてきて、金銭面はまだまだ苦しいけれど、行き先をヨーロッパからシンガポールに変更することで少し旅費を抑えられるので、よし行こう!と意気込んでいました。主治医からも、「ぜひ行ってきたらいいですよ」と言ってもらえていました。

そんな矢先の新型コロナウイルス

日程は4月だったので、どうにか収まってくれることを祈っていましたが、昨日のシンガポール関連のニュースでキャンセルすることを決めました。

www.nikkei.com
悲しいけれど、残念だけれど。「しょうがない」。この言葉につきます。

このニュースの前から、今回の影響で、再度働き始めた夫が出勤できないなんてことも起こっていて、自分たちの生活費のために旅行を断念することも考えていました。それが会社のありがたいご意向のおかげで、どうにか首の皮一枚繋がった、というところでした。(我が家はお話している通り、夫が脱サラし、私がうつ病になって以降、家計は本当に火の車、自転車操業状態で、一寸先は闇なので。)

子供を持つことも、仕事の忙しさやうつ病の発症で考えることができずにいましたが、自分の年齢を考えると、そろそろ前向きに考えたい、この旅行でまた少し良い方向に傾けばと思っていました。

本当に上手くいかないものです。

でも、今回の件は、自分だけ、などと傷付いてもいられません。つい最近お呼ばれした友人の結婚式。友人からは「こんな時期にごめんね」と謝られてしまいました。挙式中も、ゲストは全員マスクを着用していて、写真に残すことを考えたら、本人たちはどれほど深く傷付いているんだろうと思わずにはいられませんでした。中止にする友人ももちろんいて、それはそれで金銭的にも、また希望日に挙げることができなかったという気持ちとしても、辛いだろうな、と。

皆が「しょうがない」と思って、自分の気持ちを抑えて、ぐっと堪えているのだと思うと、本当に早く穏やかな日常に戻ってほしい、と心から思います。

そしたら、また旅行の計画も立てられるしね!

今回、シンガポールのことをいろいろと調べて行きたい欲がとっても高まったので、今後お金がさらに貯まって、行ける幅が広がったとしても、やっぱりシンガポール行きたいな。動物園やナイトサファリは、動物が大好きな自分からしたら天国のようだし、3大ガッカリなんて言われてしまっているマーライオンもちゃんと自分の目で見てガッカリしたい。

傾き続けているなんて、ピサの斜塔?的な都市伝説のあるマリーナベイサンズも、ぜひ傾きすぎちゃう前に泊まって、カジノで豪遊して、屋上プールにも行って、優雅にセレブ気分を味わいたい!

白斑になった辺りからもですが、うつ病になって一層、できないことや無理なことばかりに気を取られることが本当に多くなりました。新婚旅行の中止も、またこんな風になってしまうのか、と気が滅入ってしまう部分はどうしてもあります。

そうなりそうな気持ちをしっかり受け止めて、それでも前を向けるように自分を励ましています。

本当にこの数週間、物がないとか、経済がどうとか、何だか不安を煽るような、気分が沈んでしまうような話ばかりです。ただでさえ、社会問題や環境問題で未来への不安が大きい世の中だというのに。

嫌気はさしますが、生き物として、生きることに貪欲に、少しでも楽しく生きれるように、少し先を見据えて、今はちょっと我慢するしかない、そんな気持ちです。