まだら色になった妻

まだら色になった妻

結婚1年目でうつ病になった、気分も肌色もまだらな妻のブログ。たまに学生夫のこと。

子どもをもちたい女性として働くこと3

前回の続きですので、読まれていない方は下記からどうぞ。 

madara-tsuma.hatenablog.com
※『うつ病』の振り返りも少し入るので、引きずられそうな方は読まない方が良いかもしれません。


 

キャリアへのモチベーションの変化

うつ病』発症後、少し落ち着いて物事を考えられるようになってきた段階で、家庭のこと、特に子どものこととキャリアのことを両天秤にかけることをやめました。というか、かけられなくなりました。

すっかり、怖気づいてしまいました。

私ももういい年齢で、子どもは今すぐにだってほしい。働き続ければ、子どものタイミングでまた悩むことになる。そしたら、また症状がひどくなってしまうかも。

そう考えたら、仕事を現時点で天秤にかけ続けるのは不可能でした。


夫との話し合い

夫のちょりとは、子どもと私の仕事のことを何度も話し合いました。

ちょりは、結婚前私が家庭に入ることを拒否していたこと、何度となく私が説いてきた私の収入があることの重要性を理解し、受け入れてくれていました。そして、本人が学生ということで家庭のお金の心配も大きく、私に働き続けてほしそうでした。(そりゃそうだ。)

それなのに、ちょりの意見を私は受け入れることができませんでした。

最終的には、ちょり自身も子どもがほしい、徐々にお金の目処が立ってきた、ということで彼が折れる形で話がまとまりました。

今は「家庭に入ってほしいって言ってたんだから、それでいいんだよ」と。本当どこまでも優しい人です。

子どもをもって良い環境って何

『白板症』の手術後、がんではないとわかって、私もちょりも「もうさすがにいいんじゃないか」と、子どものことをちゃんと考えるようになっていきました。

おいおい、まだまだ問題山積じゃん。

わかっちゃいますが、子どもをもつのは有限で、もちたいと願ってどう転ぶかもわからないことです。これがあるから、あれがあるからと後ろに倒したところで、今後も何が起こるかわかりません。

考え出したらキリがないんです。

正直なところ、個人だけでなく世界全体で様々な問題があるこの世の中で、子どもをもとうと思うこと自体、無責任なのかもしれないのですから。

最近得た私見ですが、生きる上での問題は待てば待つだけ、解決するのではなく、絡まっていきます。ほどくのが余計に大変になるだけです。

だから、私は今自分がどうしたいか、何を願うかに忠実に生きたいと思っています。


後押しと前に進む力

術後の再診で、主治医の先生に「子どものことを考えてもいいのか」とちょりが聞いてくれました。


先生は「全然かまわない」「今まで通りの普通の生活をしていいんですよ!」と言ってくださいました。

あぁ、進んでいいんだ。そう思いました。

子どもをもつ、それを夢見れることが、今の私にとっては前進力です。これまで、子どもをもっていいのか、とずっと自分に問うてきた私にとっては、夢見れるだけで幸せです。




もう、しばらく仕事と子どものことで悩んでいたので、本当にすっきりしています。

生きていくって本当に難しく、大変なことの連続で、私はまだその困難を楽しめるほど大人ではなくて、辛いな、嫌だな、なんで私だけ、と思ってばかりです。超卑屈、超ネガティブです。

それでも、困難な中に楽しみを見つけれるようにはなっていきたいものです。