まだら色になった妻

まだら色になった妻

結婚1年目でうつ病になった、気分も肌色もまだらな妻のブログ。たまに学生夫のこと。

がんになるウイルス

こんにちは。通信制限ギリギリをひた走るまだたんです。(学生夫のオンライン授業がとてつもなく重かったのです。)

今回は、私が『白板症』を経験し、情報収集をしていくうちに新しく知った知識のこと、ちょっと気に留めてほしいな、というお話をします。

これ、可能性だけを言えば、多くの方に該当するんじゃないかと思います。

いたずらに不安を煽りたくはないのですが、その可能性を知っておくことは必要なのかと思いましたので、ここで綴っておこうと思います。

(知ってるよって方、すごい!)



 

久しぶりの子宮頸がん検診

退院後、発音に支障がなくなってきた段階で、子宮頸がん検診を受けてきました。昨年は『うつ病』の症状が酷く、外に出ることもできなかったので、2年越しの検診です。

結果は陰性。(NILMという結果です。)

『白板症』の細胞診の際、体質的に異形成やがんができやすいだろうと言われ、真っ先に線維腺腫がある胸の乳がんと子宮頸がんが心配になりました。

特に、子宮頸がんは心配でした。それはなぜか……。


子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因と言われているのは、多くの人がご存知の通りだと思います。日本でも女の子に対してのHPVワクチンの接種が推奨されています。

実は、このHPV、口腔がんの原因にもなりうるらしいんです。

たまたま子宮頸がん検診を受けていなかったことで、少し気になって「口腔がん HPV」と調べたらヒット。HPV感染による口腔がんの可能性を示唆する文書が結構出てきました。

私の舌にできた病変がHPVが原因とは言われてもいないですし、わかりません。HPVが原因で『白板症』になったとしても、必ず子宮頸がんや他のHPVが原因で起こるがんになるというわけではないとは思います。ですが、可能性として捨てきれない情報で、不安になりました。

『白板症』は飲酒、喫煙などの生活習慣が原因となることもあります。また、辛いものなどの刺激物や、噛み込むことでもできる可能性があります。私の場合は体質ではと言われましたが、それもあくまで可能性の上でのお話しです。



女性だけのリスクじゃないこと

HPVと聞くと子宮頸がんだけが浮かんでしまいますが、口腔だけでなく、肛門、陰茎におけるがんの原因にもなる可能性があります。

男性だって注意が必要なウイルスです。

HPVの主な感染経路は性交渉。生物として生きている以上感染のリスクは避けられません。避妊具を使えば良いのかと言うと、またそういうことでもないらしく、全ての人が感染リスクにさらされていると言っても過言ではないはずです。(日常生活においてすぐに感染してしまうものではないようですが。)


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生きる上での営みが原因であれば気を付けてどうにかなるものでもないですが、でも、知ることでより自分のことを気に掛けてあげられると思います。もちろん、自分だけでなくパートナーや家族のことも、ですが。

私のように気にしすぎも良くないのですが、しっかり知識を身につけて、何かのときに使えるようにしておくことは決して悪いことではないなと思います。

病気は事前告知なしに降って湧いてきます。(遺伝子を調べて潜在的な可能性を知ることはできるかもですが。)

なので、これ知ってる?という気持ちでがんとHPVのお話しをしてみました。




ブログって本当に便利なツール、媒体だなと思います。科学的な見地が書かれている論文や記事も良いのですが、エビデンスが明確でなくとも、その人が経験したリアルが新たな発見になったり、心の拠り所になったりします。

なので、赤裸々で読む人によっては引いてしまったり、戸惑ったりするような内容でも発信することは悪くないと思っています。もちろん、一方的に他者を傷付けるようなものはいただけないけれど。

ということで、『白板症』についても、誰かの一助になればと思い、今後ゆっくりお話ししていければと思います。