まだら色になった妻

まだら色になった妻

結婚1年目でうつ病になった、気分も肌色もまだらな妻のブログ。たまに学生夫のこと。

確定診断なくそのまま切除へ

こんにちは。まだたんです。

最近、また、精神的、身体的に崩れることが多くなってきました。ブログを始めた頃は、『うつ病』の症状も改善されてきたように思っていたのですが、白板症の症状が悪化し痛みが気になるようになり、また手術を目前に控えてナーバスにもなってしまい、ぶり返してしまったようです。

手術が終われば、落ち着いてくるんだろうと思い、とにかく今は耐える日々です。


そうそう、少し前に、その白板症のことでまた大学病院に行ってきました。

今回は、そのときのことをお話しします。(長ーくだらだらと…)


この日の通院の主な目的は、手術・入院の説明を受けることと、確定診断のための生検の組織採取。

まずは、午前中に手術のお話しを受け、その際生検についても説明を受けました。

ただ……。

私、めちゃくちゃ生検やりたくなかった。

そもそも、生検は針で行うのかと思っていた私。それすらも、嫌だなーと思っていたのに、少し切除するようなことを言われて、え!?って、とってもびびってしまったんです。

そして、どうせ切除するのに必要なの?とも。(生検の結果がどうであれ、切除手術は確定事項です。)

そんな私に対し、先生はとても丁寧に説明してくださいました。

その丁寧な説明を大まかに言ってしまうと、生検をして確定診断の内容次第で、切除範囲が異なってくるということでした。やはりがんと診断された場合だと、異形成(ただの白板症なだけ)よりも広く切除することになるそうです。がんではない場合は、切除範囲は少なく済みます。

ただ、術中は切除した部分を顕微鏡で見ながら、ちゃんと取り切れているのかを確認していくことになるそう。生検をしない場合はそれ次第で診断名が確定されるんだとか。

ということは、たとえ生検をしていたとしても、生検で採取した部分以外にがん細胞が含まれていて、術中がんと診断されることもあるってこと……?

もう、ますます生検の意味を見出せなくなっていく私。

それでも、一緒に来てくれた夫からの圧もあって(受けると思って来たんだから受けなさいよみたいな)、しぶしぶ生検を受けることにしていました。

午前中の説明が終わり、看護師さんから「生検するから、ご飯はしっかり食べたほうがいいですよ」と言われて、そんなに痛いのかとさらにびびりながら、昼食に向かいました。

景気付けに調子に乗って、とんかつを食べました。近頃は、揚げ物は病変部位に当たって痛いのに。

そんなおまぬけまだたんは、午後も生検について、あれやこれやと質問。

相当嫌なのだと先生にしっかり伝わってしまったようで、最終的には先生に「切除は確定だったし、この大きさなら生検はいらないかなって思ってた」とまで言わせてしまいました。

そして、「やっぱりやめてもいいですか」と私。

もう、その場にいた全員が呆れてるだろうなと思いましたが、背に腹は代えられません。やりたくないものはやりたくないのです。どうせ、切除手術で痛い思いするのに、その前から大好きな食事が億劫になるのは勘弁です。(すでに少しずつ億劫になってきているので。)

「二転三転してしまって、すみません」と謝ると、先生は「いやいや、謝るのはこちらですよ。二転三転してるのはこっちですから」と言ってくださいました。

そして、私が「生検苦手で...」と言うと、「でしょ?わかっちゃうんですよー」とニコニコ。

とっても朗らかで、優しい先生です。

一方、夫は最後まで「受けるつもりできたんだから覚悟決めなさいな」とブーブーでした。


こうして、確定診断なしの『左側舌縁部扁平上皮癌疑い』という診断名で、手術を受けることになりました。