まだら色になった妻

まだら色になった妻

結婚1年目でうつ病になった、気分も肌色もまだらな妻のブログ。たまに学生夫のこと。

人生2度目のがん検査を受けることに

こんにちは。定期的に更新できない人間、まだたんです。

白斑ができるまで」を終えて、明るい話題にしばらくはしたいなーとか、夫のことを話そうかなーとか色々考えていたのですが、モヤモヤすることがあると何だか筆が乗らないというか、何というか……。

そう、モヤモヤすることがあったんです。

そもそも時事的なこともなかなか良い話って今はないですし、知るとそれだけでモヤモヤします。だからニュースなどは極力見ないようにしているのですが、そんな中イネ科のカモガヤアレルギーが今年は本当にひどくて、朝方4時にはのどの強烈なかゆみで起きてしまい、その後眠れず。ただでさえ、睡眠障害で寝付くのに時間が掛かるのに、数時間で起こされるのは本当に辛いです。

さらに、このタイミングでがん検査を受ける予定までできて。

おいおーい。ってなってます。

がん検査はタイトルにある通り、人生2度目。年齢的には多い気がします。20代、30代でもがんになりうることはもちろん知っていますが、そういった疑いが出ること自体、私の周りではあんまり聞きません。

できれば、そんな疑いが出るようなことが一切ない人生が嬉しいんだけどな。

人生1度目は乳がんでした。2度目の今回は、舌がん(口腔がん)です。

前回も今回も念のためって感じなので、そこまで深刻な状況ではないのですが、受けると決まるとやっぱりドキドキしちゃいます。その検査で人生が決まるような、もしかしたら次の瞬間には絶望の淵に立たされるんじゃないか、そんな気持ちになります。

乳がんは、新卒で入社した直後、婦人科検診で疑いが出ました。

結果からお伝えすると、『線維腺腫』という、悪性ではないものでした。

以前からしこりがあるような気はしていたのですが、大学時代の数年で一気に大きくなり、自分でも確かにあるなってくらいまで成長していました。

そこまで気にしていなかったから放置していたのですが、せっかくの検診だしということで自分から伝えると、エコーと触診で「確かにありますね」。たまたまその検診の担当医が大学病院に所属されている方で、その大学病院を紹介していただきました。そして、あれよあれよという間に生検することになりました。

生検というのは、疑わしい細胞を取ってその細胞を検査することです。

私の場合は、針で一部を取る針生検でした。

ここで話すとただただ恐怖心を与えてしまうかもしれないので、また今度にしますが、受けるまでは能天気だった私も、受けた後は2度と受けるまいと思った検査でした。

その検査では、幸いがんの可能性は否定されたわけですが、今回またもや別のがんの疑いが。

この半年間くらい、舌の裏にできた白いかさぶた?気になってはいたんです。

昨年、虫歯の治療を受けていたのですが、どうにも先生の対応が気になり通院をやめた後、程なくして舌の側面をよく噛むようになりました。その病院ではかぶせ物をしていただいたのですが、自分の歯よりも大きく、物も挟まるし、気になって舌でいじるようになり、多分変な癖がついてしまったんだと思います。

何度か噛んでる内に、治りが悪くなり、また辛いものがしみるように。そして、白いかさぶたが。

ネット検索で調べると、前がん病変の可能性があるということだったので、早めに歯医者さん行かないとと思ってはいたのですが、そのうち新型コロナウイルスが流行りだし…。

歯医者さんって唾液も飛ぶし、きっと衛生士さんとか先生とか嫌だよなーと思ってしまって、なかなか行けずにいました。

ただ、治らないし、やっぱり心配だし、新型コロナウイルスがいつ落ち着くかもわからないしで、とりあえず、受診してみようと決意。先月末のことでした。

そして、今月初めに歯医者さんへ。

歯医者さん自体が苦手なので、とっても丁寧に対応してくださる先生でほっとしつつ、やっぱり前がん病変の『白板症(はくばんしょう)』だろうとのことでした。

必ずしもがんになるわけではなく、『白板症』のうち、がん化するのは数%らしいです。年齢的にも症状的にも、現時点でがんである可能性は低く経過観察でも構わないそうなのですが、「念のため検査もできますよ」と言われ、来月検査することにしました。

今回は生検ではなく、特殊な光を当てる検査ということで、体の負担はほとんどなさそうです。

でも、うーん、やっぱり不安だー。

普段は全然気にしないのですが、ふとした瞬間に不安が襲ってきます。

そして、このタイミングでと思われてしまうかもですが、そろそろ子どももと考えていた矢先だったので、何だか出鼻をくじかれたような気持ちです。仕事で延期して、うつで延期して、感染症で延期して、今度はがん疑いで。いつになったら子どもに会えるのやら。

夫とも話して、「これからの命より、今ある命が優先でしょ」と言われ、やはり万一のことを考えると検査結果は待つべきなのだと、ちゃんと頭ではわかっています。モヤモヤするけど。

いやー、人生一筋縄ではいかないものです。本当。

でも、『うつ病』の方でお世話になっている先生には、「それでも、まだ精神的には安定している方ですよ」と褒めていただきました。「そういった検査の前はもっと不安になってもおかしくない」ということで、「念のための検査だから」と励ましの言葉まで。

とりあえず、がんの可能性を潰すための検査だと自分に言い聞かせて、前向きに受けたいものです。今回の検査で陰性でも、その後がん化することを否定できないのですが、それは今どんなに健康体だとしても同じなので、深く考えないように。

「『白斑症』の次は『白板症』かよー」とさむーいギャグでも考えながら、能天気に検査日まで過ごしたいと思います。